獣医師ミサが教える!クリスマス・お正月は特に注意!わんちゃん・猫ちゃんが食べてはいけないものとは?

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獣医師ミサが教える!クリスマス・お正月は特に注意!わんちゃん・猫ちゃんが食べてはいけないものとは?

目次

獣医師ミサが教える!クリスマス・お正月は特に注意!わんちゃん・猫ちゃんが食べてはいけないものとは?

こんにちは!残すところ今年もあと少し。
これからの季節、ご家庭に友人や親戚が集まる機会が増えることも多いのではないでしょうか。年末年始の準備や掃除、来客のおもてなしにと、家の中で忙しく動くことが増えていきますよね。

普段と違う環境になる場合、気を付けたいのが誤食です。楽しいひと時を過ごせるように、一度整理しておきましょう!

こちらの内容は、獣医師ミサが専門的な知識と経験をもとに丁寧に解説してまいります!

1.【犬猫共通】異物の誤食に注意

【犬猫共通】異物の誤食に注意

おうちの中にはわんちゃんや猫ちゃんの興味を引くものがたくさんあります。食べてすぐに中毒を起こすような物ではなくても、消化管内にとどまって腸閉塞を起こすと命に関わります。特に気を付けたい代表的な3つを紹介します。


◆ひも
ひもを誤って飲んでしまい、そのひもが腸にひっかかると、蠕動運動によって腸がたぐり寄せられ、腸に穴があく危険があります。疑われる場合は、吐かせる処置では対応できず、手術が必要となることもあります。


◆クッション、ペットシーツ、小さいボールなど
イタズラして飲み込むことがあります。少量の綿なら排泄されることもありますが、ウレタンやプラスチックは腸閉塞を引き起こすことがあります。


◆先端が尖っているもの
竹串、爪楊枝、釣り針などは消化管を傷つけるため非常に危険です。特に竹串は興味を引きやすいので要注意。手の届かない場所に置いておきましょう。

2.【わんちゃん】愛犬が中毒を起こすもの

【わんちゃん】愛犬が中毒を起こすもの

続いて、わんちゃんが中毒を起こす可能性のある食べ物を紹介します。ここでは代表的な4つについて解説をします。


◆チョコレート
チョコレートに含まれる成分が、多飲・嘔吐・下痢・尿失禁・過剰な興奮・チアノーゼなどの症状を引き起こします。これらは早くて2-4時間以内、遅くとも12時間以内に現れます。特にビターチョコレートが危険です。脂肪分も多いため、急性膵炎のリスクもあります。もし食べてしまったら、すぐに動物病院へ。


◆キシリトール
キシリトールを摂取するとインスリンの分泌が促され、低血糖を引き起こすことがあります。症状はぐったりしたり、痙攣や意識障害などです。すぐに受診しましょう。


◆ネギ
ネギ属の植物(ネギ・タマネギ・ニラ・ニンニクなど)の摂取は赤血球を壊して貧血を起こします。調理済みでも危険です。嘔吐や軟便、活動低下などの症状が見られたら早めに受診してください。


◆ぶどう
ぶどうの中毒は急性腎障害を引き起こします。生も乾燥も皮だけも危険。摂取後24時間以内に嘔吐や下痢、食欲不振が見られたら、速やかに動物病院へ。

3.【猫ちゃん】愛猫が中毒を起こすもの

【猫ちゃん】愛猫が中毒を起こすもの

最後に、猫ちゃんが中毒を起こす代表的なものをご紹介します。犬と重複するものもありますが、猫に特有の危険性もあります。


◆ チョコレート
わんちゃんと同様に中毒を引き起こします。詳細は前章をご参照ください。


◆ ネギ
ネギ属の植物(ネギ・タマネギ・ニラ・ニンニクなど)による中毒も犬と同様です。詳細は前章をご覧ください。


◆ ユリ中毒
猫にとって猛毒です。葉や花びらだけでも命に関わるため非常に危険です。摂取後は1〜3時間以内に症状が現れます。嘔吐・よだれ・食欲不振・意識低下などが見られます。症状が落ち着いても腎障害が遅れて現れることがあるため、必ず動物病院に行きましょう。

4. まとめ

今回は、わんちゃん・猫ちゃんにとって危険なものを紹介しました。誤食は早めの処置が重要です。症状が出たら早めに受診しましょう。

また、誤食の原因になりそうな物は、届かない場所に保管しましょう!

今後も獣医師の視点から、正確で役立つ情報を発信し続けてまいります。どうぞよろしくお願いいたします!

獣医師ミサが教える!クリスマス・お正月は特に注意!わんちゃん・猫ちゃんが食べてはいけないものとは?

2025.12.02

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目次

獣医師ミサが教える!クリスマス・お正月は特に注意!わんちゃん・猫ちゃんが食べてはいけないものとは?

こんにちは!残すところ今年もあと少し。
これからの季節、ご家庭に友人や親戚が集まる機会が増えることも多いのではないでしょうか。年末年始の準備や掃除、来客のおもてなしにと、家の中で忙しく動くことが増えていきますよね。

普段と違う環境になる場合、気を付けたいのが誤食です。楽しいひと時を過ごせるように、一度整理しておきましょう!

こちらの内容は、獣医師ミサが専門的な知識と経験をもとに丁寧に解説してまいります!

1.【犬猫共通】異物の誤食に注意

【犬猫共通】異物の誤食に注意

おうちの中にはわんちゃんや猫ちゃんの興味を引くものがたくさんあります。食べてすぐに中毒を起こすような物ではなくても、消化管内にとどまって腸閉塞を起こすと命に関わります。特に気を付けたい代表的な3つを紹介します。


◆ひも
ひもを誤って飲んでしまい、そのひもが腸にひっかかると、蠕動運動によって腸がたぐり寄せられ、腸に穴があく危険があります。疑われる場合は、吐かせる処置では対応できず、手術が必要となることもあります。


◆クッション、ペットシーツ、小さいボールなど
イタズラして飲み込むことがあります。少量の綿なら排泄されることもありますが、ウレタンやプラスチックは腸閉塞を引き起こすことがあります。


◆先端が尖っているもの
竹串、爪楊枝、釣り針などは消化管を傷つけるため非常に危険です。特に竹串は興味を引きやすいので要注意。手の届かない場所に置いておきましょう。

2.【わんちゃん】愛犬が中毒を起こすもの

【わんちゃん】愛犬が中毒を起こすもの

続いて、わんちゃんが中毒を起こす可能性のある食べ物を紹介します。ここでは代表的な4つについて解説をします。


◆チョコレート
チョコレートに含まれる成分が、多飲・嘔吐・下痢・尿失禁・過剰な興奮・チアノーゼなどの症状を引き起こします。これらは早くて2-4時間以内、遅くとも12時間以内に現れます。特にビターチョコレートが危険です。脂肪分も多いため、急性膵炎のリスクもあります。もし食べてしまったら、すぐに動物病院へ。


◆キシリトール
キシリトールを摂取するとインスリンの分泌が促され、低血糖を引き起こすことがあります。症状はぐったりしたり、痙攣や意識障害などです。すぐに受診しましょう。


◆ネギ
ネギ属の植物(ネギ・タマネギ・ニラ・ニンニクなど)の摂取は赤血球を壊して貧血を起こします。調理済みでも危険です。嘔吐や軟便、活動低下などの症状が見られたら早めに受診してください。


◆ぶどう
ぶどうの中毒は急性腎障害を引き起こします。生も乾燥も皮だけも危険。摂取後24時間以内に嘔吐や下痢、食欲不振が見られたら、速やかに動物病院へ。

3.【猫ちゃん】愛猫が中毒を起こすもの

【猫ちゃん】愛猫が中毒を起こすもの

最後に、猫ちゃんが中毒を起こす代表的なものをご紹介します。犬と重複するものもありますが、猫に特有の危険性もあります。


◆ チョコレート
わんちゃんと同様に中毒を引き起こします。詳細は前章をご参照ください。


◆ ネギ
ネギ属の植物(ネギ・タマネギ・ニラ・ニンニクなど)による中毒も犬と同様です。詳細は前章をご覧ください。


◆ ユリ中毒
猫にとって猛毒です。葉や花びらだけでも命に関わるため非常に危険です。摂取後は1〜3時間以内に症状が現れます。嘔吐・よだれ・食欲不振・意識低下などが見られます。症状が落ち着いても腎障害が遅れて現れることがあるため、必ず動物病院に行きましょう。

4. まとめ

今回は、わんちゃん・猫ちゃんにとって危険なものを紹介しました。誤食は早めの処置が重要です。症状が出たら早めに受診しましょう。

また、誤食の原因になりそうな物は、届かない場所に保管しましょう!

今後も獣医師の視点から、正確で役立つ情報を発信し続けてまいります。どうぞよろしくお願いいたします!