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目次
獣医師ミサが教える!~冬に多い泌尿器トラブル~尿石症や膀胱炎を防ぐには?
こんにちは! 最近、急に冷え込んできましたね。
これからの季節、わんちゃん猫ちゃんには泌尿器トラブルが増える事をご存知でしたか?
今回は、おしっこに関するトラブルの原因や対策について獣医師ミサが解説します!
1.泌尿器トラブルが増える理由
◆飲水量が減る
寒くなると、わんちゃんも猫ちゃんもお水を飲む量が減ってしまいます。お水を飲む量が減ると作り出されるおしっこの量が減るため、必然的に尿は濃縮された状態になります。この「濃縮尿」が膀胱炎や尿路結石などを引き起こす原因となります。
◆お散歩の頻度や時間が減る
例えばお外での排泄を好むわんちゃんの場合、お散歩の頻度や時間が減ってしまうと、おしっこを我慢する時間が増えてしまいます。おしっこを我慢する事も、膀胱炎などの原因に繋がります。
◆トイレが寒い場所にある
室内で排泄をするわんちゃんや猫ちゃんでも、お家の中の寒い場所にトイレが設置されている場合、おしっこを我慢してしまう可能性があります。これも上記のように、膀胱炎などの原因となる可能性があります。
2.泌尿器トラブルとは?
泌尿器にまつわるトラブルのうち、膀胱〜尿道に起きる疾患を総称して「下部尿路疾患」と呼びます。今回はその中でも代表的な3つの病気を解説します。
いずれも、お水を多く飲みトイレを我慢しないことが治療・予防のポイントです。
◆尿路結石
その名の通り、膀胱などに「石」ができてしまう病気です。食事のミネラルバランスや尿のpHが影響します。結晶が集まって「結石」となることがあります。
◆膀胱炎
結晶・結石が膀胱粘膜を傷つけたり、細菌感染を起こしたりして、粘膜が炎症を起こす状態です。頻尿や排尿痛の症状があります。特に短い尿道のお♀の子がかかりやすいです。
◆尿道閉塞
結石や剥がれた粘膜細胞が尿道に詰まり、おしっこの通り道が塞がれる状態です。男の子に多く、放置すると生命に関わる危険もあります。排尿困難や出血、激しい痛みをみたらすぐに動物病院へ。
3.対策方法は?
◆摂取する水分量を増やす
お水を飲ませる工夫をしましょう。ドライフードをふやかす、ウェットフードやお水入りのスープを併用するなどがおすすめです。飲みやすい容器や常に新鮮な水を用意すると効果的です。
◆トイレのトレーニングをする
早めに室内トイレを教えることが大切です。年齢が上がると少しずつ難しくなるため、できるだけ若いうちからトレーニングしましょう。トイレの場所も見直して、寒さや環境を考慮してください。
◆トイレの場所や環境整備
寒くない場所に設置したり、段差やトイレのサイズも適正か確認しましょう。愛犬・猫の様子を観察し、ストレスなく排泄できる環境を作ることが予防に繋がります。
4.まとめ
今回は、冬に多い泌尿器トラブルについて解説しました。いかがでしたか?
泌尿器トラブルは一度なると繰り返しやすいため、予防と早期発見がとても重要です。異常や気になるサインがあったら、迷わず獣医師に相談してください。愛犬・愛猫の健康を維持しましょう。
今後も正しい情報を発信してまいります。どうぞよろしくお願いいたします!
獣医師ミサが教える!~冬に多い泌尿器トラブル~尿石症や膀胱炎を防ぐには?
2025.11.20
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こんにちは! 最近、急に冷え込んできましたね。
これからの季節、わんちゃん猫ちゃんには泌尿器トラブルが増える事をご存知でしたか?
今回は、おしっこに関するトラブルの原因や対策について獣医師ミサが解説します!
1.泌尿器トラブルが増える理由
◆飲水量が減る
寒くなると、わんちゃんも猫ちゃんもお水を飲む量が減ってしまいます。お水を飲む量が減ると作り出されるおしっこの量が減るため、必然的に尿は濃縮された状態になります。この「濃縮尿」が膀胱炎や尿路結石などを引き起こす原因となります。
◆お散歩の頻度や時間が減る
例えばお外での排泄を好むわんちゃんの場合、お散歩の頻度や時間が減ってしまうと、おしっこを我慢する時間が増えてしまいます。おしっこを我慢する事も、膀胱炎などの原因に繋がります。
◆トイレが寒い場所にある
室内で排泄をするわんちゃんや猫ちゃんでも、お家の中の寒い場所にトイレが設置されている場合、おしっこを我慢してしまう可能性があります。これも上記のように、膀胱炎などの原因となる可能性があります。
2.泌尿器トラブルとは?
泌尿器にまつわるトラブルのうち、膀胱〜尿道に起きる疾患を総称して「下部尿路疾患」と呼びます。今回はその中でも代表的な3つの病気を解説します。
いずれも、お水を多く飲みトイレを我慢しないことが治療・予防のポイントです。
◆尿路結石
その名の通り、膀胱などに「石」ができてしまう病気です。食事のミネラルバランスや尿のpHが影響します。結晶が集まって「結石」となることがあります。
◆膀胱炎
結晶・結石が膀胱粘膜を傷つけたり、細菌感染を起こしたりして、粘膜が炎症を起こす状態です。頻尿や排尿痛の症状があります。特に短い尿道のお♀の子がかかりやすいです。
◆尿道閉塞
結石や剥がれた粘膜細胞が尿道に詰まり、おしっこの通り道が塞がれる状態です。男の子に多く、放置すると生命に関わる危険もあります。排尿困難や出血、激しい痛みをみたらすぐに動物病院へ。
3.対策方法は?
◆摂取する水分量を増やす
お水を飲ませる工夫をしましょう。ドライフードをふやかす、ウェットフードやお水入りのスープを併用するなどがおすすめです。飲みやすい容器や常に新鮮な水を用意すると効果的です。
◆トイレのトレーニングをする
早めに室内トイレを教えることが大切です。年齢が上がると少しずつ難しくなるため、できるだけ若いうちからトレーニングしましょう。トイレの場所も見直して、寒さや環境を考慮してください。
◆トイレの場所や環境整備
寒くない場所に設置したり、段差やトイレのサイズも適正か確認しましょう。愛犬・猫の様子を観察し、ストレスなく排泄できる環境を作ることが予防に繋がります。
4.まとめ
今回は、冬に多い泌尿器トラブルについて解説しました。いかがでしたか?
泌尿器トラブルは一度なると繰り返しやすいため、予防と早期発見がとても重要です。異常や気になるサインがあったら、迷わず獣医師に相談してください。愛犬・愛猫の健康を維持しましょう。
今後も正しい情報を発信してまいります。どうぞよろしくお願いいたします!